外資系の実態 6)最強の敵 日本人との付き合い方
はい、この記事を持って比較文化史を終わりたいと思います。
いままであの国がどーだこーだと申し上げてきましたが、最終回はみんなの友達かつ最強の敵である外資系の日本人について書きたいと思います。
あのですね、いままで取り上げた民族はみんなともだちで仲間です。敵になることは基本的にありませんでした。なぜならお互いのフェイスタイムが短く、言葉もお互い通じないから友達にとどめておける会話しかしないからだと思います。
でも、我ら同胞である日本人は違います。基本的に敵です。
後ろから刺すような真似はしませんが、仲間が落とし穴にハマったら全力でプークスクスします。救いの手なんかもちろん差し伸べません。ハマったあいつが悪いで話は終わりです。そして落とし穴にハマった人間のことは末代まで笑いものととして語り継ぎます。
うわさ話は辞めましょう。いくらテクノロジーが発達しても、人の口に戸は立てられません。うわさ話は気づいたらコントロールできないぐらい雪だるま式に大きくなって取り返しが付きません。沈黙は金です。
情報収集をしましょう。誰かがでかい案件に手を伸ばしたらすかさずいっちょ噛みしましょう。そして受注した暁には誰よりも大きな声で成果をPRしましょう。
英語さえできりゃなんとかなると思ってる人は考えを改めましょう。2014年の今日でも中小企業級の外資では意外に英語が出来る人がいません。でも、企業としては「英語しゃべれるバカとモノ売れるバカなら後者を採用する」というのが前いた企業の採用方針でした。
お局様に注意しましょう。バブル期に入社してきたお局様はもうアラフィフです。ぼちぼち更年期障害の影響がダイレクトに下に降りかかってきます。お局様とは心理的に1兆光年ぐらい距離をおきつつ「うんうんそーだね、あんたが大将」といって適当にあしらっておきましょう。そうでないと、あることないこといわれてあなたのパフォーマンスに重大の支障をきたすことになります。
信じられるのは自分だけです。そのためにも死んでいった仲間の骨で自分の牙を研ぎ続けましょう。それが外資系で生き延びる秘訣です。
外資系の実態 5)外国人との付き合い方 アメリカ人編
私の勤めていた会社はアメリカ系でした。つーわけで本丸中の本丸はアメリカにあります。
わけあってSEAに本社があるのですが、バイス級はアメリカ人が多いです。
大学までアメリカ人との接点が殆ど無く、英語系の先生はなぜかオーストラリア人が多く、映画で見るアメリカ人となんかチゲーと思っていました。
で、実際アメリカ人と接してみてわかったのが、あいつらのフレンドリーさとノリのよさとオクラホマ訛りの酷さと数字未達の時の切れっぷりは異常、ということでした。
とくに印象的だったのが、オクラホマ出身の親分がいたのですが、訛りが凄まじくて何を言っているんだお前は状態でした。いやまさか米語の本場でこんな聞き取れない英語があるとは夢にも思いませんでした。アジア系以上にイミフです。
カタカナにおこすのも難しいぐらい鈍ってて、イメージ的に昨日のシンガポーリアンと逆に音の強弱がほとんど無く、アクセントの位置がどこにあるかわかんないんですよ。あんまり聞こえないので5回聞き返したら、切れられたことがあります。
確かに、話したことのある東海岸、北部国境沿い、テキサン、中西部と東西南北全員と話しましたが、テキサス訛りが可愛く聞こえるぐらいオクラホマ訛りがすさまじいんですよ。マジで。
で、この訛り方は日本語でいうと何だべ、と考えていたらこの音の不明瞭さとフラット感は「ズーズー弁」だ、という結論に至りました(謎)ちなみに私の中で米語は関東弁で、英語は京都弁です。あのプライド全開でどこ言ってもクイーンズ・イングリッシュを通すのりは京都人と全く同じであります。(ホックニーは河内弁な)
あと、彼らの美点は、なんでもないことを一つの話につなげるのがうまいのと、声のかけ方がうまいというのは日本人と違うなあと思いました。
アメリカ出張言って、モーニング食ってたら給仕のおばちゃんとかでも「ごきげんいかが」みたいなこといってくるんですよ。日本だとせいぜいコーヒーのおかわりいかがですかぐらいしか聞いてこないっしょ。
それと以外に思ったのが意外にデブがいねえ、ということです。いや、食事っつたら一日三回バーガーキングに連れて行かれていかれておやつはシナボンのようなノリですよ。で、社食もタコスかバーガーかホットドッグですよ。挙句の果てに「ソーセージにベーコン巻くか」と聞かれますよ。ここまではいい、よくある話だ。「うん、頼む」といったら、おもむろにソーセージにベーコン巻いて、フライヤーにドボンですよ。いや、やっぱりアメリカはすげーと思いましたよ。骨格がちげー・・・
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外資系の実態 4)外国人との付き合い方 シンガポール人編
極東の人種ばかり取り上げてきましたが、おんなじ顔系列ということでSEAの雄、シンガポール人について書いて見たいと思います。
シンガポール人は基本的に華僑系の人ばかりで、結構、格好とかは香港人に近いですが、中身はかなりマイルドです。結構、日本人に近く付き合いやすい人ばかりでした。
実際、プライベートでメールのやり取りして、お互い遊びに行くのもシンガポール人ばかりです。
で、かれらと話していて、一番びっくりするのが、言わずもがなのシングリッシュです。言ってることはよく分かるんですが、音のピークが高すぎて、リズムを取りにくいのが難点です。なんつーか、母音と子音のダイナミックレンジが広過ぎで拾いきれない感じがします。
あと、さすが本社系の人もあって、皆さんイイトコの嬢ちゃん/坊っちゃん率が非常に高いです。中には新卒で叩き上げで入ってきて頑張っている人も多いですが、転職組とかは、MBAホルダー率が高く、それなりのご家庭の方が多いです。
どーみてもヴァンクリーフのイヤリングをしてるようなねーちゃんとかざらにいました。
で、面白いのが、「リッチな家庭なやつほど仕事しねーくせに転職だけは鮮やかに決める」奴が多いことです。「なんでこんな仕事しねー奴がDowとかP&Gいけんの?」みたいな。どっちかっつーと、新卒でソルジャー採用された人のほうが誠実かつ熱心に仕事をする傾向がありました。まあ、外資系のマーケティングなんて口先八丁手八丁ですから、自社の製品を他社に売り込むより自分を他者に売るのがうまい奴が多い傾向があります。だって、俺もそーだったしw
いやあ、いつか書きましたけど、外資で営業だけはやっちゃいかん。
やるならマーケにいって適当こく技術を身につけるべきです。3CとかCRMとかマーケティングについて考える暇があったら、ふかしの技術をみにつけましょう。
あ、ちなみにシンガポール人と車の話をすると盛り上がります。うちの親分は年収1500万円級の人だったんですが、「車、何のってんの」て聞いたら「ブルーバード(ドヤ顔)」と言われました。私は結構、顔にいろいろ出やすいタイプで「あ、そーすか(棒」みたいな顔してたら「え、ブルーバードで日本でいくらすんの」と聞かれたんで「200万以下すかねえ」ていったら「え、嘘。あれコミコミ600万したぜ」と目が点になっておりました。バイスでもトヨタのグランビアでしたから、げに恐ろしきはシンガポールのナンバー+免許費用+関税ですね。アテンドしてて、ネタに困ったら車ネタでしのぎましょう。
つーか、シンガポールはマジで特筆事項がないな・・・
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外資系の実態 3)外国人との付き合い方 韓国人編
はい、微妙にインド人ネタが好評みたいですが、引き続きアジア人特集ということで
次は韓国人について書いてみたいと思います。
ネット界隈でとやかく言われている彼女/彼らではありますが、国際資本主義教に帰依してエスニシティなんてかんけーねぜと思っている私ですが、ちょっと彼らには思うところがあります。
えーとですね、モンゴロイドの顔した極東アジア人が「メンツ」を大事にすんのはよく知られた話ですが、中国人以上にメンツを大事にするのは彼らだと思います。
私のプロジェクトパースートしてた時の親分が韓国人なんですが、まあ、恩は恩で返さないと大変な人でした。基本的には優しいんですが、結構色々ぐちぐちしつこいんですよ。
彼は、まだかわいい方なんですが、韓国支社の女親分(アラサー)がいたんですけど、ある案件で韓国の法規で輸出に必要な資料があったんで、「それ、くんね?」と軽く言ってみたところ「これはあなた達の案件で、私は関係ない。なんであげなきゃいけないの」俺「」といった感じで、基本ギブアンドテイクでないとなんもやってくれません。泣きながら、本社の提督に「韓国のく○アラサーが僕をいじめるよー」と泣きを入れてガツンとやってもらわないと、動いてくれませんでした。
で、まあ、ある日会議で顔合わせして、こっちも気ぃ使って「あん時はサーセンでした」って言ったらガン付けられて完無視・・・
いやあ、誰かの歌じゃないですけど元町プールの水より冷たい汗が流れましたよ。
で、その会議の途中の休憩時間にタバコ吸いにホテルの外出てたら、他の韓国チームのお兄さん方が「チミも大変ニダね」と声をかけてくれました。「いやまあ、こっちも無理言ってすみませんでしたからね」といってたら、彼らも苦笑するこの凶悪ぶりですよ。「いっつもあんな感じなんすか」と聞いたら彼らも「いやあ、まあ」という感じでなかなかきっついみたいです。
これだけで、お前はその国の国民性を断じるのかと言われたら、はいそーですとしか言いようがないんですが、他にも同じような目に三回ぐらいあってて、こりゃあ筋金入りだなあと思わざるを得ないんです。
あと、面白いのが、おもてなし精神は結構旺盛で、男性陣は会議終わったあと、結構、(毎回←これ重要)韓国料理→二次会キャラオキ→三次会パコパコ@香港と日本のバブル期のようなのりで朝までコースに連れてっていってくれるんで、個人的には楽しかったんです。でも、ある日、極東ツアーで中→韓→日で来たインド人上司がえれえ体調悪そうだったんで、
俺「どーしたんすか、体調悪そうっすけど」
印上司「いや、あいつら俺が牛と豚肉食えねえの知ってんのにコリアンBBQしか連れて行かねえんでほとんど飯食ってねえんだよ。キムチもあんま好きじゃねえし・・」
俺「」
といった感じで、親切の押し付けは割りと好きなようです。
最後に彼らが真価を発揮するのは、ゴネ気味の交渉です。
ある案件で、納入した製品の不具合でワランティー切れだけども、当時はわからなかったけど今となっては選定ミスで、納入側が悪いけども、いまさらどーしよーもない、という案件でお客サイドがちんちんに激怒している案件がありました。
まあ、うちも悪いし特価対応(ほぼ原価)するよう本社にいっとくけどテクニカルなサイドでまず客を俺がなだめっつから、営業さんは後日価格交渉してねと、お客の技術サイドにも身内にも根回ししてから、説明にお伺いしました。
ひと通り、不具合の内容と対応策を説明して、施工と金額は後日ということで、客先技術と調達15人に囲まれてさあ帰ろうかと、したところ、うちの韓国系社員が「で、金額のことなんだけどね、うち悪くないからさあ」とおっぱじめやがりましたよ。
その韓国系営業
と客先調達が立ちながら喧々諤々始めたもんだから、私とお客技術サイドも( ゚д゚)ポカーンとしながら、
俺「金の話は別っすよね・・」
お客技術「うん・・・」
その間もあーでもねーこでもねーと半分子供の喧嘩のようになっていて
お客技術/俺「なんか、終わりそうにないから帰りますか」
と先に帰社しました。結局立ち話が30分続いて、それでもおわんねーから会議室取り直して3時間おんなじ話をして結局、フツーの製品納入価格で話をまとめてきたそうです。揉め事があったら、韓国系を投入しましょう。
後日、私も逆襲にあって、韓国系調達マンの理不尽なハードネゴ(市場価格の半分)を喰らいましたが、社長まで導入してなんとか跳ね付けたことがありましたが、さすが客先も韓国系の使い方を心得ているなと関心しました。
いやほんと、韓国系映画「アジョシ」とか「オールド・ボーイ」とか見てるとわかりますが、相手が倒れるまで手を止めないんすよ。
ええまあ、主観的すぎておめえ何が言いてえんだという日記になってますけど、何が言いたいかっつ~と「キムさんにメール送っといて」と言われても韓国チーム38人中30人もいるのにどのキムさんにメール送ったらいいか毎回わかんねーよヽ(`Д´#)ノ
マジでキムさん多すぎ。あと、ファーストネームをアクロニムにしすぎ。
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外資系の実態 2)外国人との付き合い方 中国人編
日は、グローバル化の進んでいる回会社でインド人と同じぐらい多い中国人について
書いてみたいと思います。
私のいた会社では、中国人は現地採用の人が短期で、日本にサポートに来る感じでした。また、彼らの本拠地は江蘇省です。
つーわけで、ネタも切れ気味なので、中国人あるあるしてみたと思います。
1)日本のこと嫌いなんでしょ?
そんなことないですよ。ある程度、学のある人でそーゆーレイシストっぽい人は
いませんでした。つーか、むしろ日本が好きみたいですよ。つーか、それ以上に隣接している国都の関係の方があれな気がしますが…
あと、外資でそーゆー素振り見せると昇進に響きます。最悪、クビ。(と、いいつつ結構色々あるのでおいおい書いていきたいと思います。
2)日本語変じゃないアルか?
俺の英語も十分変だから、大丈夫です。つーか、みんなシンガポールだ、インドだ、韓国だ、SEAだと言い始めたら皆、変あるよ。
いやまあ、傾向として、否定形がちょいおかしいというのがありますけど、俺の時制の変化だって十分変あr(略
3)給料ってどーなの?
話聞いてると安いですね。日本円換算で5-6万(20代中盤)ですね。
それでも、彼の地ではエリートです。車だってVW・ゴルフ(中国スペシャル)買っちゃいます。結婚に際しては、家だって買っちゃいます。
4)中国人てうるさくね?
これは、申し訳ないですけどうるさいです。男性は意外にそうでもないですけど
女性はすさまじいです。電話口だとマジで100dbは出てる(嘘)ような気がします。
納期交渉しようもんなら軽く難聴気味になります。あと、若い子は可愛いのが多いですが、時間とともに、うわなにすr・・・・・・・・・・・
まとめ(←まとまってない)
いやまあ、好き好んで日本語勉強してる連中ですから、日本大好きっすよ。
休みの日にゃあ、アキバにガンダム00(当時)のDVD買いに行くわ、西新宿にCanonのレンズ買いに行くわその足で六本木ヒルズの展望台夜景撮りに行くわで、結構満喫してましたよ。
あと、女性は化粧品とかストッキングを大人買いしてましたね。で、おみやげは最新鋭の炊飯器(笑)
まあ、都内なら地下鉄乗り放題券かって、銀座-日本橋-アキバ-上野-新宿あたりを連れ回してあげたら仲良くなれます。飯は当然、中華で。彼らは中華以外ほとんど食いません。特に洋食(ホワイトソース系)が苦手のようです。
最後になりますが、彼らのメンタリティは意外にウェットです。理論より感情が優っている感じがします。まあ、それが原因で誤解を各所で招いてる感じがしますが、そこをうまく汲み取ると、仲良くなれます。言ってみれば一言多いタイプが多いですね。ただ、日本も中華圏の影響を盛大に受けているのを見て分かる通り、根っこはわりと似ています。このウェットな感じが他のインドとかの大陸系と違うところです。
どーでもいい話ですが、海外いってみてて思うのが、不思議と日韓中の人の見分けがついてきます。国内でもわかりますが。
俺的中国人の簡易的見分け方
1)メガネが男女問わず派手
2)靴がダサい(ジャケパン+NIKE率が高い)
3)中肉中背率が高い
大体、1)、2)でわかりますね。韓国人はだいたいおしゃれで、細身で顔と髪型が量産型が多いので消去法的にわかります。あと日本人はなぜか、みんなかばんを持ってます。SEAの街なかで小さいかばん持ってる奴がいたらだいたい日本人ですwwwwwリュックは大陸系だwwww
また、出身地でも結構、毛色が違います。
北京系は若干尊大で、上海系も割りと尊大です。話してると、江蘇省ロコと日本人(俺)連合は、その俺様最強主義に「」となっています。
広東系はかなり異色で、広東以北の人間たちと「ねいほー、って何語だ(ヒソヒソ)」
と全員、無口になります。
いろいろ言われる日中関係ですが、個人的な付き合いの範囲で行くと、いい人が多いです。ネットの一面的な見方で見てると、損しますよ、多分。
そして、行く先々で私は各国の人から
中国人「あなた中国人でしょ」
フィリピン人「あなた中国人でしょ」
シンガポール人「あなた中国人でしょ」
インド人「あなた中国人でしょ」
タイ人「あなた中国人でしょ」
俺「」
なんでなんだ・・・
外資系の実態 1)外国人との付き合い方 インド人編
今日からは、外資系の実態について書いていきたいと思います。
外資といえば外国人上司がいるのがお約束です。
そんな彼女/彼らとの付き合い方について書いてみたいと思います。
私の初代大親分はインド人(40代中盤)でした。
パキスタンとドンパチやっているエリアから来た方で、「家からK2(標高世界二位の山)見えんぜ」とゆーのが自慢の方でした。
なぜ、彼のエリアを書いたかというと、4人のインド人上司に仕えましたけど、明らかにエリアによって全然人種が違うんですよね。
ちなみに北に行くほど凶暴で南に行くほど穏やかというのが俺調べの結果です。
でも、この親分には本当にお世話になりました。
とにかく早口で声が大きくて、結果を重視する人でした。
あと、この人が一番華麗にFとかSからはじまる4文字英語を使っておりましたww
価格交渉の仕方から、社内の動かし方、すべてこの人から教わったと言っても過言ではありません。
ちょんぼして、大口案件を失注した時は、2時間電話で怒鳴られたこともあります。
また、独特のインド訛りと大きく高い声で、いちいち色んな意味で響くんですよね。
ある意味催眠術的な力をもった方でした。
2~4人目までの方はムンバイとかバンガロールの人でしたけど、なんつーか、みんな穏やかで理詰めで話してくる人が多かったですね。辛抱強いというか。
ここからはインド人と絡むときのインド人あるあるやってみたいと思います。
1)インド人でみんなベジタリアンなの?
これは結構微妙な問題です。結構みんな鶏肉なら食べます。但し、曜日によって食っていい日とダメな日があるそうです。魚は食べなくもないですが、あんまり食べません。
あと、宗教上の理由でコアなビーガンの人もいました。命の根源となるものはすべて食わねーという主義で、根菜とか種子類は一切食わない人でした。
つーわけで、こーゆー人と晩飯に行くと非常に気を使います。だいたいこーゆーヒトはカースト上位のいいとこの坊っちゃんが多いです。(性格も優しいので無碍に出来ない)
2)インド人ってやっぱカレーばっかり食ってんの?
はいそーです。ほとんどカレーしか食いません。カレー以外で好きなもんはイタリアン(ポルチーニのクリームパスタとか)です。お陰でインド料理だけは詳しくなりました。あと日本でビリヤニ食えるとこに連れて行くと、一目置かれます(笑)
3)インドはやっぱりヨガでしょ。
これもそーですね。一度ウケたのが、サポートできていたインド人スタッフが遅刻してきて、上司「オメーなんで遅刻してんだよ(怒)」と詰めていると平然と「だってヨガしてたんだもん」と言ってました。
あまりにおかしかったのでお前らにとってヨガってなんなのと聞いたら「呼吸法」だと言ってましたね。「え、なんかあのけったいなポーズとかすんじゃねーの」
と聞いてみたら。ありゃ、ガチの僧侶がやるもんで、一般人はしねーよとのことでした。
4)インド人てみんな数学得意なの?
皆さん、バリバリの理系です。確かにある程度の2桁の暗算なら余裕ですし、エクセルも謎のマクロ組みまくりでした。
5)インド人てみんな英語喋れんの?
そりゃ、米国企業なんで英語は当然です。「つーか、先進国のオメーらがなんで喋れねーの」とよく聞かれました。知らん。俺も「英語のような何か」しか喋れねーし。
あと、彼らをみてて面白いのが電話でインド人同士が喋ってると、ヒンズー語らしき言葉で喋ってるんですが、途中からなぜか英語になるんですよね。あの現象だけはわかりませんでした。
チャレガ、チャレガ。
土方乙とか笑うな
今日は、外資系の話をやめて、メーカ、特に工場勤務について書きたいと思います。
暇にあかして東洋経済さんのオンラインを見ておりましたら、下記のような記事がありました。
新入社員に優しい「ホワイト企業」トップ300
(引用元:http://toyokeizai.net/articles/-/33957?page=2)
これご覧いただくとわかると思いますが、いかに製造業でホワイトが多いかわかると思います。
メーカにしか勤務したことがない者の視点で申し上げますと、下記の理由が考えられます。
1)昨日も書いたとおり、比較的数字に甘い
2)グループの親元がでかく、安心経営(以前東ソーさんを取り上げましたが、当該ランキング1位で緑会グループですね)
3)工場勤務は、超絶ホワイト待遇(基本8:00-17:00)
4)やはり日本は製造立国で、製品自体に強みがあり、売るのが楽
こんなもんだと思います。
特に1)と4)はダイレクトに結びつくファクターだと思いますね。
よく、合コンとかで「工場勤務です(一部上場の」とかいっても女性陣からは
「へー、すごーい(棒」で返される率90%超(俺調べ)で不遇なイメージがありますが、実態は超絶ホワイトです。
基本的に、工場は当然、製造、開発、保全、調達がメインの職種ですが、個人的にホワイト順で並べると、下記の通りになります。
1)保全
2)調達(文系可)
3)製造(生産管理含む)
--------------------------------超えられない壁------------------
4)開発
まあ、保全さん(工場メンテナンス係)はデイリーで見たら、ぶっちぎりのホワイトです。
だって、基本的に通りに開発し、QCの行き届いた製品群を使用する限り
基本的に、プラント(工場)は止まりません。
よしんば、なんかあったとしても下請けさんに「やっといて」の一言で終わりです。午後6時になったら基本的にみんな帰っちゃいます。
但し、一度事故が起きようもんなら、針のむしろに石抱状態の詰めが待ってますが。
2位の調達も、工場には珍しく文系可の職種です。
基本的にはベンダーをいじめるお仕事です。
「え、安くできないの。じゃ、他にするわ」
「え、納期そんなにかかんの。じゃ、他にするわ」
「え、特注対応無理?あ、その試験出来ないんだふーん、じゃ、h(略」
といっておけば基本的におkです。
但し、工場サイドのわがままとの折衝に一番手腕が問われる職種であります。
(ベンダーとの折衝は上記のように、買い手市場ですので、以外楽です)
但し、大規模プラント立ち上げとかで、アイテム点数多いと納期と価格コントロールが無理ゲーになりやすいのが難点です。
3位の製造さんは若干厳しいです。とゆーのも、ある日突然、需要が急増して製造が追いつかなくなると3勤交代制は当然のことながら、納期遵守率とか改善提案(これは他の職種にも当てはまりますが)とか数値目標が意外に多いんですね。
4位の開発さんは、選ばれしものが行けるエリート職種です。ここでの新規開発如何によって企業の浮き沈みが左右されると思って間違いありません。
そのため、会社泊まり込みは当たり前、で苦心した挙句新規プロセスを設計サイドに提案したら「できね」と「無理」といって聞かない人たちの説得に一苦労です。
文字通り昼も夜もない24/7状態です。
あと、青色LEDの件とか見たらわかりますが、会社のリソースで開発したんだから、基本的に特許は会社のモンね、というのがありがちです。
但し、転職には超絶強いです。選ばれしエリートということを自覚して実績出したら、高給で雇ってくれる外資系にとっとと乗り換えをおすすめします。
よく、ネット界隈を見渡して、工場勤務とかいうと、心ない人は「土方乙www」とか言ってますけど、全然そんなことないですからね。
私から見たら、投資マンションとか保険とか売ってて、数字上がんねーと言ってる方が、まあ、あれですわ。
ほんとに工場勤務で辛いのは、孫受け級以下の外注さん(協力企業)が辛いんですよね・・・
まあ、何が言いたいかというと、製造業に正社員として入社するのは、人生設計において鉄板ですよとゆーことです。